血中濃度曲線や製剤溶出データなどのシミュレーション値を実測値にフィッティングさせるため複数のパラメータを最適化するモジュールです。
GastroPlus® における最も重要な用途のひとつは、吸収、薬物動態、薬力学モデルを実測値にフィッティングさせ、得られたモデル式を用いてシミュレーションを行い、対象となる化合物が
いくつものパラメータが複雑に影響する生体系では、一般に、モデルを作る際、1 つのモデルパラメータでフィッティングができても、異なる投与量ではフィットしないケースがほとんどです。複数の投与量モデルですべてにフィッティングさせるためには、複数のパラメータを同時に最適化することが不可欠となります。このモジュールは、複数のパラメータフィッティングを同時に行うことができ、よりよいモデル構築が可能です。
このモジュールを使用する上で、非線形最適化手法の専門家である必要はありません。メニューからパラメータを選択するだけで最適化が可能です。
モデル構築ツールとして、ユーザーのデータセットに適合するようにシミュレーションモデルを調整することが可能です。
ヒト、動物の in vivo データからユーザーの化合物や製剤の挙動を表す様々なパラメータ値を推定できます。
目的とする血中濃度時間プロファイルになるよう、即放製剤の投与量、投与間隔、粒子径、粒子密度やコントロールリリース製剤の放出時間プロファイルを最適化します。
GastroPlus®のほぼすべてのパラメータを対象として、直接サーチアルゴリズムで目的関数(誤差関数)を最小化します。目的関数の重み付けは、ユーザー選択が可能です。レコードをまたがっての最適化もできます。
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