Northern Science Consulting Inc.

ノーザンサイエンスコンサルティング株式会社

お問い合わせ

薬物動態解析・製剤設計支援ソフトウエア

開発元:

ヒトおよび各種動物への経口、静注、口腔内、眼、吸入、経皮、筋肉内、関節内投与における薬物の体内挙動をシミュレーションします。吸収スクリーニング、薬物動態解析、製剤開発・設計、IVIVC評価、仮想母集団を用いた模擬臨床試験など、創薬の初期から開発まで広く利用可能なモデリング&シミュレーションソフトウェアです。

  GastroPlus® X パンフレット

※ オプションモジュール

製品概要

消化管を各コンパートメントに分け、それぞれの特徴(pH, Transit Time, 長さや半径等)を考慮した Advanced Compartmental Absorption and Transit(ACAT)モデルを搭載しており、高精度な薬物挙動予測を可能にしたシミュレーションソフトウェアです。”Core”と呼ばれる基本モジュールに、研究用途に合わせたオプションモジュールを組み合わせることで、生体内での複雑な相互作用を考慮して薬物吸収を計算し、薬物動態を理論的に考察することを可能にします。

GastroPlus® の基本機能:

特徴

ヒト及び動物における薬物の吸収挙動の解析や Pharmacokinetics/Pharmacodynamics の予測及びそれらのシミュレーションを行います。生体内での複雑な相互作用を考慮して薬物吸収を予測できるため、薬物挙動を理論的に考察することが可能です。吸収スクリーニング、薬物のPKに与える影響とそのメカニズムの解明、製剤開発・設計、IVIVC 評価、臨床試験の推測など創薬の初期から開発まで広く利用可能なソフトウェアです。

GastroPlus® のアドバンテージ:

探索ステージでの GastroPlus®

医薬品の探索ステージでは多くの候補化合物を種々の特性でスクリーニングします。多くの研究者は、コンピュータモデルや相関式や実験との組合わせでスクリーニングを行っています。GastroPlus® は経口吸収性のポテンシャルを探るツールとして利用できます。Batch モードを使用すれば、大量化合物の Fa を短時間で予測計算することも可能です。また、オプションの ADMET Predictor® モジュールがあれば、GastroPlus® でのシミュレーションに必要とされる物性値を化学構造から予測し、自動的に GastroPlus® に入力することができます。さらに Parameter Sensitivity Analysis(PSA)の機能を用いることで、吸収に影響を与えるパラメータを評価できますので、ケミストとのディスカッションの材料としてもご利用いただけます。また、逆に吸収に影響が無いパラメータも判明しますので、ウェット実験の削減にもつながります。

開発段階における活用:

開発段階では、探索段階に比べて候補化合物が大幅に少なくなる半面、データは一層増加します。また、Bioavailability や製剤の影響、コントロールリリースの設計など、課題となるものも変わっていきます。

GastroPlus® は、下記のような課題に対処します。

オプションモジュール

以下の GastroPlus® オプションモジュールがご利用頂けます。

Additional Dosage Routes
経口投与、静脈投与以外の投与経路でのシミュレーションが可能です。眼投与(点眼、眼注射、インプラント)、肺投与(経鼻、吸入)、経皮/皮下注射、口腔内投与、筋肉内投与、関節内投与モデルがあります。
※ 現在、GastroPlus® 9.9 までのバージョンでご利用いただけます。
ADMET Predictor®
GastroPlus® のシミュレーションに必要な物性値を化学構造(SD、RD、MOL、SMILES)から予測します。in vitroin vivo での実験値がない場合でも、Fa、吸収部位、吸収障壁などの推定が可能となります。
Biologics
抗体医薬のシミュレーションが可能です。現バージョンでは、モノクローナル抗体(mAb)と抗体-薬物複合体(ADC)のシミュレーションが可能であり、投与経路としては急速静注、点滴静注、皮下注、または筋肉内投与に対応しています。
※ PBPKPlusモジュールが必要となります。
※ 現在、GastroPlus® 9.9 までのバージョンでご利用いただけます。
Drug-Drug Interaction (DDI)
競合的および時間依存的な代謝やトランスポーターベースの薬物相互作用を予測します。
※ Metabolism & Transporter モジュールが必要となります。
PBPKPlus™
コンパートメントモデルに加え、生理学的薬物動態モデル - Physiological based pharmacokinetic(PBPK)モデルの吸収シミュレーションを可能にします。
PDPlus™
Pharmacodynamics(PD)を予測し、PK/PD 理論に基づいたシミュレーションが可能になります。
PKPlus™
IV データから薬物動態パラメータを算出します。PO データを併せて入力することで、経口 F などのパラメータも算出します。
Metabolism & Transporter
代謝酵素やトランスポーターによる影響を考慮した非線形薬物動態シミュレーションが可能となります。
Optimization
Cp-Time などの実測値とシミュレーション結果に乖離が生じた場合、差異を最小限に抑えるようにフィッティングし、最適化してモデリングします。
IVIVCPlus™
in vitro 溶出データと in vivo データの相関を取り、異なる in vitro 溶出プロファイルを有する類似製剤の Cp-Time を予測できます。


SimulationsPlus 社製品ソフトウエア一覧

GastroPlus®
薬物動態解析・製剤設計支援ソフトウエア
ADMET Predictor®
ADMET 物性予測ソフトウエア
DDDPlus™
in vitro 溶出試験シミュレーションソフトウエア
MedChem Designer™
分子構造作成と ADMET 物性予測機能を備えたフリーソフト
MembranePlus™
膜透過性試験データをベースにしたシミュレーションツール

©2004-2025 Northern Science Consulting Inc. All Rights Reserved.