このモジュールにより、抗体医薬の吸収、分配、クリアランスのシミュレーションを行い、PBPK モデリングが可能となります。現バージョンでは、急速静注、点滴静注、皮下注、あるいは筋肉内投与によるモノクロナール抗体(mAb)をモデル化できます。 このモジュールを使用するには、PBPKPlus™ モジュールが必要となります。
質料 40KDa 以上を入力することで mAb 動態に関連する特定のメカニズムが有効になります。薬物分布のデフォルトパラメーターは、現状の PBPKPlus™ により生成されます。
以下が、組織同士がどのようにつながっているかを示した概略になります。
主たる組織は、解剖学的には、青の実線によって示される血しょうの流れと赤の点線で示されるリンパの流れでつながっています。リンパ節は各組織からのリンパ排出を集め、全身系へ戻します。PBPK モデルの各組織は、下記の図のように脈管性間隙、エンドソーム間隙、間質腔に代表される3つの主なコンパートメントに分けられます。各組織のエンドソームは、さらに 3つのサブコンパートメントに分けられます。 対流輸送と液相エンドサイト―シスが、抗体の組織取込に関連する主なメカニズムとなります。
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