以下のような、in silico による DDI の正確な予測が可能となります。

• 薬理作用および毒性に影響を及ぼす要因の特定
• ヒトとその他動物における薬物挙動差の確認
• 薬物飲み合わせ時の安全性の確認

DDI モジュールは、直感的に操作可能なインターフェースを介して Steady-state や Dynamics DDI を計算できます。DDI の誘発頻度が高い標準化合物のデータベースが内蔵されていますが、それ以外の化合物情報を入力し、DDI を計算することも可能です。

• 消化管を各コンパートメントに分け、それらの生理学的特徴を考慮しながらPKを計算するACATモデルとリンク
• コンパートメントモデル、PBPK モデルに対応
• 親化合物および代謝物による競合的阻害速度/時間依存的阻害速度を適用
• ヒト、ビーグル犬、ラット、マウス、サル、ウサギ、ネコ、ブタ、ミニブタといったあらゆる種での DDI シミュレーションが可能
• 人種（白人、日本人、中国人）による酵素発現レベルの違いを考慮
• in vitro 実験（rCYPs、ミクロソーム）からの代謝分画（f_m）を計算するツールを搭載
• Dynamic DDI シミュレーションの代謝部位（小腸、肝臓、その他の PBPK 臓器）でのシミュレーション濃度を用いた阻害剤の影響予測
• 同一酵素による他の基質クリアランスへの影響も加味

＜例＞

Midazolam と Ketoconazole の DDI 予測

Red: Ketoconazole
Deep Green: Midazolam（KetoconazoleとのDDI発生時）
Light Green: Midazolam（Baseline）