in vitro での溶出データと in vivo での溶出データの相関を比較確認するモジュールです。以前は、この重要な IVIVC を考慮せず臨床試験で何度も製剤を変更することになり、無駄な時間と多額のコストがかかることもありました。このモジュールは新規医薬品開発の製薬企業のみならずジェネリック医薬品の企業にも重要で製剤設計の上で非常に有用です。
IVIVC にはデコンボリューションに関する下記の 4つの手法が用意されています。
メカニスティックデコンボリューション法は、in vivo リリース速度を計算する際に GastroPlus の Optimization 機能を利用します。これにより、in vitro リリースと in vivo リリースの間で生じる相関を計算します。 Levy プロット(in vitro の時間 vs in vitro の時間に相当する in vivo リリースの時間)も生成します。 メカニスティックアブソープションモデル(GastroPlus)は、PBPK モデルを加味したり、非線形の PK を示す化合物の飽和クリアランスを加味することが可能です。また、小腸初回代謝、pH 依存溶解性、小腸のトランスポーターやタイトジャンクションの変化やイオン化によって影響される吸収部位依存を加味できます。 他の3つの方法は、体循環での見かけ上の速度を計算する古典的なデコンボリューション法です。
次の3つのステップで行います。
デコンボリューションの手法を選択して in vitro リリースとin vivo リリースの相関、または絶対バイオアベイラビリティーと in vitro リリースの 相関を算出します。現在、一次関数、指数関数、多項式関数(1次、2次、3次)を選択できます。Level A 相関は、メカニスティックアブソープションモデルでのみ可能です。
デコンボリューション計算が終わったら、後に行う新しい製剤でのCp-timeプロファイル予測または外部バリデーション計算のために結果を保存します。
フィットした相関関数は、異なる in vitro -時間プロファイルを示す新しい製剤の in vivo リリース-時間プロファイルまたは絶対バイオアベイラビリティー-時間プロファイルを計算することに利用します。 新しい製剤の血中濃度-時間プロファイルは、計算された in vivo リリース-時間プロファイルまたは絶対バイオアベイラビリティー-時間プロファイルで構築されます。
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