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機器分析データ統合管理・解析支援システム ChartSpect®

  ChartSpect® 製品資料

研究開発では、さまざまな分析機器から得られるデータに加え、画像や数値、実験条件、コメントなど、多種多様な情報が蓄積されます。これらの情報を効率的に管理し、必要なときに活用できる環境を構築することは、研究開発の効率化において重要です。

ChartSpect® は、研究開発で得られるさまざまな機器分析データと関連情報を一元的に管理・活用できる統合システムです。

製品概要

機器分析データと関連情報を一元管理

  • 機器分析データに加え、顕微鏡画像、化学構造式、物性値などの数値データ、コメントや実験者名などのテキストデータを関連付けて管理できます。
  • 効率的なデータ管理を実現し、研究データの散逸防止、実験の再現性向上などが期待できます。

異なる種類の機器分析のデータを横断的に比較

  • 複数の異なる分析機器から得られたデータを同一画面上に並べて表示できます。
  • 複数の異なる分析機器データを組み合わせた比較・検討に有用です。

データの検索・表示から解析、レポート作成までサポート

  • データ登録~検索・表示~解析~レポート作成 までの一連の業務を ChartSpect® 上で実行できます。

Web ベースによる優れたアクセシビリティ

  • サーバーとネットワークで接続されていれば、時間・場所を問わずデータにアクセスできます。
  • サーバーはオンプレミス型だけではなく、AWS や Azure などのクラウドサーバーを利用することも可能です。
  • 研究室単位での利用だけでなく、研究室間・研究所間でのデータ共有や共同研究にも活用できます。
  • データベース作成権限などの管理者権限の付与、各データベースへのアクセス権限をユーザー毎に管理できます。

ユーザーニーズに応じた定期的なアップデート

  • ユーザー様からのニーズに応じて多くの機能が追加されています。リリースノートでは最新の機能をご確認いただけます。


ChartSpect® システム概念図
主な機能
データ管理機能

機器分析データに加え、顕微鏡画像、化学構造式、物性値などの数値データ、コメントや実験者名などのテキストデータを複数の主キーで紐づけることで関連付けた管理が可能となります。

機器分析データ・顕微鏡画像・化学構造式のアップロード

ChartSpect® 専用のソフトウェア ChartSpect® Uploader を使用することで、簡便な操作でデータをアップロード可能です。各機器付属の PC 端末、居室で使用している PC、データ集約用の PC などからネットワークを介してデータをアップロードします。フォルダー構成やファイル名を予め設定することで、特定の時間に自動的にデータをアップロードさせることも可能です。


データ自動アップロードのイメージ図
テキスト・数値データのアップロード

コメント、実験社名、実験条件などのテキスト、得られた物性値情報などの数値データは ChartSpect® Uploader や ChartSpect® のブラウザ上でアップロードできます。Excel などからコピー&ペーストを行う事も可能です。


ChartSpect® のブラウザ上での表示例
検索機能

ChartSpect® には 3 つの検索機能が搭載されています。


キーワード検索

  • データベースに格納されているテキスト、数値、日付データに対して検索条件を設定して検索できます。
  • 数値データの場合、範囲指定で検索も可能です。
  • 複数の検索条件を組み合わせた詳細検索も可能です。


3 つの条件(Compound, Experimenter, Melting Point)を組み合わせた検索例

スペクトル検索

  • データベースに格納された機器データを対象に、ピーク位置やデータ形状などの特徴に基づいて検索できます。
    • 特定のピーク位置をクエリとして、その位置にピークを持つデータを検索
    • 特定の機器データをクエリとして、その機器データと同じ位置にピークを持つデータを検索
    • 特定の機器データをクエリとして、その機器データと形状が似たデータを検索


ピーク検索(Query とヒットした 3 件のデータ)結果を重ね合わせた例

構造式検索

  • データベースに格納された構造データを対象に、ChartSpect® 上で描画した構造式と部分一致もしくは完全一致するデータを検索できます。
  • MOL ファイルをエディタ内にドラッグして描画させることも可能です。

データ表示機能
一覧表示

検索機能でヒットしたデータをあらかじめ定義したレイアウトにしたがって一覧に表示することができます。レイアウトは自由にいくつでも定義することができ、表示途中で切り替えも可能ですので、業務の目的に応じてレイアウトを選択してご利用いただけます。

※ 表示レイアウトは画像データに限らず、すべてのデータについて自由に配置することが可能です。


粉末 X 線、熱分析、ラマン、NMR スペクトルなどを表示した例

粉末 X 線、熱分析スペクトルを表示した例
種類別表示

検索機能でヒットしたデータを種類別に表示することができます。ハイスループットで得られた多数の X 線データなどをウェルプレート毎に並べるなどに有用です。


粉末 X 線スペクトルを種類別表示した例
データ解析機能
スペクトルの重ね合わせ表示

選択したデータのスペクトルを重ね合わせて表示します。表示する分析機器はレイアウトをあらかじめ設定することで、複数の異なる分析機器のスペクトルを重ね合わせて同時に表示することもできます。


粉末 X 線スペクトルを重ね合わせ表示した例

4 種類(粉末 X 線、IR、ラマン、NMR)を重ね合わせ表示した例
様々なスペクトルに対する処理

ChartSpect® では、重ね合わせたスペクトルに対して様々な処理を加えることが可能です。

  • Y値処理

    スムージングやノーマライズ(正規化)、ベースライン補正などにより、スペクトルを比較し易くします。


    ラマンスペクトルにベースライン補正を加えた例

  • インディケーターや文字の挿入

    スペクトル内の特定の位置にインディケーターを挿入したり、文字列を挿入することが可能です。


    スペクトル内に文字列を加えた例

  • スペクトルやラベルの移動

    スペクトルを X 軸、Y 軸方向に自由に移動させることやスペクトル横に表示されているデータラベルのみ移動させることも可能です。

スペクトル分類

スペクトルを視覚的に比較し、分類情報(結晶形情報などのテキストデータ)をデータベースに入力します。分類の異なるスペクトルをリファレンスデータ(赤で表示)として複数画面上に表示させ、他のデータと重ねて比較することでスペクトルの分類が容易になります。


Reference スペクトルと Target スペクトルを比較した例
クラスタリング

多数のスペクトルデータを分類する際に、ピーク位置やデータ形状などの特徴に基づいて機械的にスペクトルを分類することができます。目視による分類に比べ大幅に効率を向上させます。


粉末 X 線スペクトルをクラスタリングした例
差スペクトル

2 つのスペクトルを選択し、その差分を計算、表示することができます。混合物から複数成分のスペクトルを順次差し引くことや複数のスペクトルに対して同じ成分のスペクトルを差し引き、その結果を比較することなども可能です。


SAB/001 から 2 つの成分(SAB/002, SAB/003)を差し引いた例
SN 比計算

範囲を指定すると、その範囲のシグナルとノイズの比を計算し、チャート内に結果を表示します。


粉末 X 線スペクトルの SN 比を計算した例
ピーク面積計算

範囲を指定すると、その範囲のスペクトル曲線とベースラインに囲まれた面積を計算します。


粉末 X 線スペクトルのピーク面積を計算した例
レポート作成機能

PDF 形式のレポート作成

ChartSpect® ではご希望のレイアウトで PDF 形式のレポートを作成する機能を追加するサービスを提供しています。レポートのレイアウトを Word や Power Point などでお送りいただければ、それに合わせた PDF 形式レポートを作成する機能を追加いたします。

Word 形式のレポート作成

ユーザー自身が Word で作成したレイアウトに合わせて ChartSpect® からデータを取得しレポート化することが可能です。レイアウトはいくつでも作成可能であり、項目名や出力するデータ類の微修正も容易に可能です。

データダウンロード

ChartSpect® から様々な形式のデータをダウンロード可能です。ダウンロードした画像データをプレゼンテーション資料に用いることや再解析のために生データをダウンロードして活用できます。近年では、テキストとしてダウンロードした「ピーク強度」や 「X, Y 座標データ」などを機械学習に活用する等、活用の幅が広がっています。


ダウンロード可能なデータ:

  • 生データ(写真などを含むオリジナルの分析データ)
  • X, Y 座標データ(テキスト形式)
  • ピーク位置、ピーク強度、相対強度データ(テキスト形式)
  • 画像データ(SVG, JPEG, PNG 形式)
  • データベース内の数値・テキストデータなど(表形式)

ChartSpect® Web APIs(オプションモジュール)

外部のクライアントアプリケーションから ChartSpect® サーバーに HTTP/HTTPS 通信を行いデータを取得できます。


取得可能なデータ:

  • データベース名一覧
  • フィールド名一覧
  • 化合物名、ロット番号などの登録データ
  • 分析データファイル(生データ、XY 座標データ、画像データ)
  • 画像ファイル

稼働環境

ChartSpect® のご利用には、データを蓄積するためのサーバーマシンが必要です。サーバーはオンプレミス、クラウドのどちらにも対応しており、 どのようなデータを管理されるかによってデータ容量は異なりますが、一般的なデスクトップ PC と同程度のスペック、筐体サイズで十分に機能します。

サーバーの OS は Linux にのみ対応しています。対応済みのディストリブーションは以下の通りです。

  • Red Hat Enterprise Linux(RHEL)
  • Fedora
  • AlmaLinux
  • Rocky Linux

トライアル

弊社からサーバーマシンとクライアント PC をお貸出しして ChartSpect® をお試しいただくことが可能です。Web ミーティングやオンサイトでの概要説明・デモンストレーションのご用命と併せてお気軽にご連絡ください。

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