ChartSpect® は、研究開発過程で得られる各種機器分析データを機器の種類やメーカーを問わず生データのままデータベース化することが可能な統合システムです。顕微鏡写真のような画像、構造データ、物性値などの数値データやテキストデータも関連付けて整理することが可能です。また、データ検索・表示はもとより、比較解析に役立つ豊富な機能が搭載されており、さらに報告書の作成までをサポートしています。
2017年3月には、手軽なスタンドアロン版 ChartSpect® Personal もリリースされました。
定期的なアップデートで多くの機能が追加されています。リリースノートでは最新の機能をご確認いただけます。
ChartSpect® では、複数の異なる分析機器のデータを同一画面に並べて表示することができます。これにより単一の分析機器からのデータ同士を比較するだけでなく、複数の異なる分析機器からのデータを同時かつ多角的に比較・検討することが可能になります。また、Web方式を採用したシステムですので、複数ユーザの同時利用が可能で使用場所も制限されません。研究室間や研究所全体での利用はもちろん、共同研究などにもご利用いただけます。
実験データが登録されているデータベースの検索結果から、詳細データを選択したレイアウトにしたがって一覧に表示することができます。レイアウトは自由に設定でき、名前を付けて複数保存できますので、目的に応じてレイアウトを選択してご利用いただけます。
※ 表示レイアウトは画像データに限らず、すべてのデータについて自由に配置することが可能です。
検索結果について選択した分析機器のチャート・画像をタイル形式に並べて表示します。
選択したデータのチャートを重ね合わせて表示します。表示する分析機器はレイアウトを設定することで、複数の異なる分析機器のチャートの重ね合わせを同時に表示することもできます.
※ 上の図は、縦軸の値を正規化(ノーマライズ)して重ね合わせを行ったものです。ノーマライズのチェックをはずすと縦軸の絶対値を用いて重ね合わせを行います。
チャートを視覚的に比較し、分類情報(結晶分類などのテキストデータ)をデータベースに入力します。分類の異なるチャートをリファレンスデータ(赤で表示)として複数画面上に表示させ、他のデータと重ねて比較することでチャートの分類が容易になります。
チャート画像内でマウス・キーボードを操作することにより、インディケータの表示、X軸方向の拡大、スペクトルの移動などを行うことができます。この機能により、チャートの分類などをさらに容易かつ効率的に行うことができるようになりました。
例1) インディケータの表示 - インディケータは複数かつ数種類の色を選択して表示できます。
例2)X軸方向の拡大 - Shiftキーを押しながらマウスでドラッグして範囲を指定することでX軸方向の拡大ができます。
例3)スペクトルの移動 マウスでスペクトルを移動することができます。キー操作により、Y軸方向のみの移動、XY軸方向の自由移動を選択できます。
データベースに格納されているテキスト、数値、日付データに対して検索条件を設定して検索します。検索条件には以下の検索演算子が利用可能です。
ChartSpect® では機器分析データ・テキストデータ・数値データを関連付けするため、以下のようなテーブルを用いてデータを登録・管理します。このテーブルは次のようにして作成することができます。
分析機器のデータをChartSpect® から指定されたフォルダにまとめてコピー&ペーストすることで簡単にサーバにファイルをアップロードできます。
ファイル名などに何らかの規則性がある場合は、自動アップロード・画像変換・データベース登録の作業をさらに自動化することも可能ですので、ご相談ください。
分析機器からのファイルの種類を選択して、生データあるいはテキストデータからチャート画像に変換します。
ご使用の分析機器のファイルフォーマットに合わせ、変換プログラムを無償で作成いたしますので、データの種類を問わずいつでもデータベースを拡張することが可能です。
ChartSpect® ではご希望の形式の報告書を作成する機能を追加するサービスを提供しています。報告書のレイアウトをワードやパワーポイントなどでお送りいただければ、それに合わせたPDF形式の報告書を作成するユーザーインターフェースを機能として追加いたします。
必要なオプションを選択後、報告書作成ボタンを押すことで、登録されているデータを使って自動的に報告書が作成されます。報告書に表示できるデータは以下の通りです。
定型の報告書がない場合でも、登録されているデータをテキスト形式や画像データとしてダウンロードすることができますので、プレゼンテーション資料に張り付けて利用す ることも可能です。
複数のユーザが同時に利用することができ、ネットワークが繋がってさえいれば地域的に離れた場所からでも利用することができます。
システム管理権限、データベース作成権限などの管理者権限の付与、各データベースのアクセス権限をユーザ毎に管理することができます。
検索結果で得られたデータについて、生データ、スペクトルのXY座標データ、画像データ(SVG形式、JPEG形式)などをクライアントPCにダウンロードすることができます。
オンサイトでのデモ、トライアルを承っております。お気軽に弊社までご連絡ください。
©2004-2024 Northern Science Consulting Inc. All Rights Reserved.