Simulations Plus 社製ソフトウエアで利用されるライセンスサーバーシステムは、一般に Windows PC をサーバーとしますが、Linux を利用することも可能です。ここでは、その環境構築や必要ファイルの設定などについて説明します。
※ インストールディレクトリーを /usr/local/bin として説明します。
ライセンスマネージャーデーモン(lmgrd)および ベンダーデーモン(simplus)は、64 bit LSB (Linux Standard Base) の実行形式であるため、RedHat 系 OS の場合は redhat-lsb.x86_64、OpenSUSE の場合は lsb-release の 64 bit 版がインストールされていることをご確認ください。
RedHat 系 OS の場合、以下のコマンドを実行することにより確認することができます。
なお、RHEL 7, CentOS 7 までのバージョンをお使いの場合は、以下の "dnf" を "yum" に変えてください。
$ dnf list installed redhat-lsb.x86_64
上の実行結果で、“エラー:表示するパッケージはありません” と表示された場合は、以下のコマンドを実行してインストールを行ってください。
なお、sudo コマンドが使用できない場合は、使えるように設定した後で再実行するか、もしくは root ユーザーで 以下 dnf コマンドを実行して下さい。
$ sudo dnf -y install redhat-lsb.x86_64
入手した lmgrd_linux.tar.gz あるいは lmgrd_linux.zip を /usr/local/bin にコピーし展開します。
以下の 3 ファイルが得られます:
/usr/local/bin に移動し、上で得られた lmcomposite を実行します。
# ./lmcomposite The FlexNet Licensing Composite HostID of this machine is "COMPOSITE=XXXXXXXXXXXX COMPOSITE=XXXXXXXXXXXX "
出力されたテキスト (上の例で "The FlexNet Licensing Composite HostID of this machine is..." の行) をコピー&ペーストして、弊社 (nsc_support@northernsc.co.jp) までお送りください。Simulations Plus 社へライセンスファイルの発行を手配します。
※ この例では、複数 (2 つ) の COMPOSITE= が確認されますが、これはそのマシンの構成等によって異なります。
VENDOR simplus port=49602
# ./lmgrd -c LicenseFile.lic -l lmgrd.log
サーバー PC 起動時にライセンスマネージャーデーモンを自動起動させる場合は、管理者権限で設定を行ってください (/etc/rc.local 等)。
2 つのファイル lmgrd および simplus は必ず同じディレクトリーに置いてください。ホームディレクトリー以下に置いた場合は、管理者権限がなくとも実行は可能です。
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